またかと思うように「データ改ざん」が,免震・制振装置の「検査データ改ざん」におよび,メディアが連日報道しています。次から次へと経営者が頭を下げている状況をテレビで見ると日本の製造業は,どのようになっているかと思うばかりです。

東日本大震災,熊本地震等々そして北海道地震と続けての地震の災害が日本中を襲っています。免震・制振装置が,それら地震対応へ十分に作動しなければ,設置の意味がありませんね。
 
 今回のKYBによる免震装置に対する検査員は,「一人だけ」との報道もあります。特定社員への過剰負担が不正行為の常態化につながった公算が大きいとの話が聞こえてきますが,検査員一人の問題だけでなく,免震・制振装置を製造し,最終組立・試験している製造部門の関係者は,検査員より先にわかっていたはずです。検査員だけをやり玉に挙げるようでは,全くおかしい話です。なお,免震装置への同様な不正は,2015年に東洋ゴム工業で発生していますが,その時点で自社の免震・制振装置はどのような状況なのか,経営陣はアクションをとらなかったのだろうかと疑問に思います。

 免震・制振装置の設置している施設は,東京駅丸の内駅舎,東京五輪施設など不特定多数が出入りする施設も多く,また四国電力の伊方原発の総合事務所,中部電力の浜岡原発では事故の際の非常用施設に使用されているとのことです。緊急な対応が望まれます。 
(多くのメデイアより)