ヒューマンエラーについては,ISO 9001:2015及びJIS Q 9100:2016にて要求された事項です。人間は誰でも“間違い”をするものです。例えば,中学校か高校時代に「この1ページに“の”の字は“何個あるか”,3分間で数えて解答すること」の問題が出されました。40人のクラスで正解であったのは10人もいなかったのです。いかにヒューマンエラーが多いかを示しています。

航空宇宙産業における組立作業は,自動化が少なく手作業に頼っているのが現状です。
一方,自動車,家電,半導体等の加工・組立産業では,自動化が当たり前となっています。

自動車産業の工程FMEAの評価基準(影響度,発生頻度,検出難度)のうち“手作業”の発生頻度のランクは,10ランクの8ランク(数の多い方がリスクが高い)に評価されます。

さて,ISO 9001箇条8.5.1g)“ヒューマンエラーを防止するための処置を実施する”との要求があり,さらに追加してJIS Q 9100箇条10.2.1b)2)では,“人的要因(human factors)に関する原因を含む,その不適合の原因を明確にする”と要求されています。
原因を明確にて対策を打つことが重要です。しばしば,“注意する”との回答は,是正処置ではありませんね。

ヒューマンエラーの分類には,
・結果から見たヒューマンエラー:例 やり忘れ,やり間違え 等々
・原因から見たヒューマンエラー:例 能力的にできない,知識や技量の不足 等々

ヒューマンエラーの調査と対策:その「前提」は,
・エラーをした人を非難するだけでなく,将来のエラーを防止するためのシステムを改善・管理する 等々

ヒューマンエラー対策の手法には,
・VTA(Variation Tree Analysis )
・m-SHELモデル
・PSF(Performance Shaping Factors)
・M-SHEL
・4M-4E分析
・なぜなぜ分析  等があります。

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