2.世界における航空機の品質管理
2.1欧州での動き
米軍の航空機の品質管理手法は欧州NATOに影響を与え、英国、西ドイツ等の各国軍は、MIL Q 9858A、MIL I 45208Aをベースとした品質管理要求事項を各航空機メーカへ要求しました。

その後1970年代、欧州各国は品質保証規格の開発を行い、ISO国際標準化機構1987年に英国BS 5750をベースとしたISO 9000シリーズ規格(ISO 9001, ISO 9002, ISO 9003)を制定したのです。

ISO 9000シリーズは、MIL Q 9858A、MIL Q 9858A、MIL I 45208Aに対応して制定されていますし、1983年に防衛庁が制定したDSP Z 9001, DSP Z 9002, 及びDSP Z 9003の品質管理仕様書と対応しています。防衛庁仕様書DSP Z 9000シリーズが、ISO 9000シリーズより4年前に制定されていました。

このことは、日本経済の「華の1980年代」を象徴することです。ISO 9000シリーズの制定は、EU市場統合と経済のボーダレス化とあいまって急速に普及し、3度の改正を経て現在に至っています。

————- ここまで 2009年6月1日 当社ホームページにて掲載した内容 ———————-

参考 ISO国際標準化機構は1987年に、ISO 9001, ISO 9002, 及びISO 9003を制定
防衛庁仕様書は、1983年に、DSP Z 9001, DSP Z 9002, 及びDSP Z 9003を制定

防衛庁が、ISO国際標準化機構より4年前にDSP Z 9000シリーズを作成していました。
日本経済が世界をリードしていたこと「華の1980年代」が思い出されます。
なお、1980年代の英国首相“サッチャー”が、日本を訪問した際にDSP Z 9000シリーズに出会い欧州に展開させと言われていますが、真意は不明です。⇒「規格・標準」は世界を制す!!

次回:話題を変えて「華麗なる誤解・・・顧客満足」

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