ISO 9001の認証を既に取得されており,JIS Q 9100の認証取得をされる企業様,又はJIS Q 9100を取得されているが品質マネジメントシステム(以下「QMS」という)を改善したい企業様等のご支援を依頼される場合があります。
ご支援にあたりましては、既存の品質マニュアル(以下「QM」という)を確認させていただきますが、その際よく見かけるQMの悪い事例を次に紹介いたします。

1.主語が不明確
“ 当社は ”又は、“××担当部門は”と規定されており、具体的な部署を規定されてない場合があります。QMの目的は社内で業務遂行するための規定であり担当部署が明確になっていないのは大きな問題です。
このような企業様に対しては、先ずJIS Q 9100(以下「規格」という)の“箇条5.3 組織の役割、責任及び権限”で各部署の業務を具体的に明確にされるように助言します。その後、これに基づき主語(担当部署)を明確にして、各箇条のQMを作成されればよいのです。

2.規格の要求事項のオーム返し
規格の要求事項を殆どそのままで規定され、QMだけでは具体的にどのような活動を実施するのかが分からない場合があります
このような企業様には、規格の要求事項の目的を説明して理解していただき,実施すべき活動内容(記録含む)を個々に確認し、その旨規定するように助言します。

3.QMから沢山の細部規定の呼び出し
具体的な活動内容が細部規定に規定されており、QMから沢山の細部規定を呼び出されている場合があります
この場合、上記2と同様にQMだけではどのような活動を実施するのか分かりません。常に、細部規定を照合しながら活動する必要があります。
大企業様の場合は、部門毎に細部規定を作成し運用される場合がありますが、中小企業様の場合は極力QMに具体的な活動内容を規定して、細部規定を最小限にされることにより、QMSの維持改善が容易になります
又,認証機関の審査時によく指摘されるQMと細部規定の不整合もなくなります。

以上,QMを新たに作成、又は見直される企業様の一助にしていただければ幸いです。

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