出典:https://gigazine.net/news/20190313-boeing-737-max-8-safety-flaw/ 
上記によると、

2018年10月29日(月)に発生した(インドネシア)ライオン・エア610便墜落事故、そして2019年3月10日(日)に発生したエチオピア航空302便墜落事故とボーイング737MAX8で運航されたフライトで、5か月間に2度の重大な事故が発生しました。事故原因は、まだ特定されていませんが、専門家からは2つの事項は類似していることが指摘されています。以上

私(門間)が、上記の事故で思い出したのは、失敗事例 英国デ・ハラビンド社製「ジェット旅客機コメットの空中分解」です。
出典:http://www.shippai.org/fkd/cf/CB0071012.html

1952年5月に就航した第1号機1954年1月10日ローマのチアンピーノ空港を離陸して北上中、地中海エルバ島近くの高度8,000mに達したところで空中分解、乗務員6人、乗客29人全員死亡。就航後わずか1,290回3,600飛行時間。(中略)
同年(1954年)4月4日改良コメットがナポリ付近で南下中に、またも海中に墜落した。21名の搭乗者死亡、フライト900回。(以下省略)

さて、「コメット機の空中分解」に対して、当時の英国チャーチル首相は、英国の威信をかけて原因の究明と対策を指示しました。その結果、原因は機体の「疲労破壊」であり、対策は、疲労強度確認試験(耐久性評価試験)見直し等でした。詳細は割愛します。
出典に戻って、(よもやま話)
“英国が、デ・ハビランド社のコメット機の飛行停止で事故原因の究明、安全対策の策定で時間を費やしている間に、米ボーイング社がジェット旅客機B-707型機の開発に成功し、デ・ハビランド社が、問題を克服したコメット4型機の開発を終えた時すでに遅く、ジェット旅客機の世界市場が完全に米国のものとなった事故である”と!

振り返って、2013年にボーイングの中型機「787」で、(日本航空JAL、全日空ANA)飛行中のバッテリーの発火・発煙が相次いだケースでは、米連邦航空局(FAA)の運航停止措置が4ヶ月に及びました(搭乗者危害なし)。

一方、今回のボーイング737MAX8の2度の墜落事故では、搭乗者全員が死亡し、事故規模の大きさが違います。海外の航空会社では737MAX8の対応機種となる、欧州エアバスの小型機「A320neo」などを検討しているとのことです。

デ・ハラビンド社コメット機の事故では、ジェット旅客機の世界市場は、米国になりましたが、今回のボーイング社737MAX8の事故では、世界市場の流れが米国(ボーイング)から欧州(エアバス)への本格的な、流れになるかもしれませんね。

いかに「飛行安全」を最優先事項として、認識・対応することが重要ですね。  文責 門間