2.理路整然と

(1) ストリーのある説明を
上司あるいは多くの人に、新規計画あるいは事故対策などを説明し、理解・納得して物事を進めるには、説明にストリー性がなければ相手にしてもらえません。説明にはいろいろなパターンがあります。

例えば、新規計画では、①目的・狙い ②背景 ③目標 ④メリット・デメリット ⑤体制 ⑥日程 ⑦経営資源 といったストリーでお話しすることです。②、③までは、外部環境、内部環境、強み、弱み、機会、脅威等について説得性がなければ、目標の説明まで到達しません。目標値の議論に入れば占めたものです。・・・PDCAの説明です。

事故対策では、①事故の発生概況(客観的に、事実に基づいて)、②事故対策の進め方、③原因対策といったことで、
①については、判明したこと、判明していないこと(日時、内容、人的・物的損傷等々)、
②については、①の結果を受けて実施事項の優先度・緊急度、関係機関への連絡・報告、
③については、暫定対策と恒久対策です。

この事故報告については、情況は刻々と変わるわけですから、その情況応じて説明・報告の重点が変わってきます。臨機応変な対応が求められます。人的損傷に関係ない部品、製品の不適合処理についても、オーソドックスに①②③の進め方が大切です。・・・CAPDのCAの説明です。

しかし、日常起こる課題・問題については、多忙な経営者、上級幹部への説明報告には、①結論、②詳細の順で入ることも必要です。

前記の事例は、典型的な説明のストリーです。日々これを実践していくことがQA,QC技術者の力量アップにつながります。経営者、上級幹部から“あいつなかなかやるな!”との評価につながります。 本メルマガは、2010年9月17日に掲載したものです。

著者 門間
・書籍 Message for Aerospace Quality Engineers  2010年9月17日 第1版第1刷発行より